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部活の怪我を予防!バスケで怪我をしやすいタイミング【3選】

部活で怪我をすると復帰までに時間がかかるし、大会も近いから怪我したくないな。怪我をしやすいタイミングとかあるの?

そんな悩めるバスケ部員にお送りします。

本記事の内容

・バスケの怪我の特徴

・怪我をするタイミング

・まとめ

それぞれについて解説していきます。

 

バスケの怪我の特徴

バスケは、ダッシュ・ストップ・ターン・ジャンプを繰り返すスポーツです。

なので、足の怪我が多いのが特徴です。このうちの半数以上は、相手とぶつかることによって怪我をしています。

 

試合になると怪我をする確率が上がります。

その確率は2〜9.4倍!

かなりの確率に跳ね上がります。

やっぱりみんな勝ちたい気持ちは一緒ですからね!

少し無理してしまったりするのでしょう。なので、試合は注意が必要です。

 

ポジション的には、ゴール下で争うことが多いセンターの怪我が比較的多いです。

しかし、どのポジションでも怪我をする確率はあります。

 

怪我をするタイミング

怪我をするタイミングは、主に以下の3つです。

・ストップ動作
・カッティング動作
・ジャンプ動作

 

それぞれについて解説します。

ストップ動作

特にオフェンスの時に気を付ける必要があります。

オフェンスは2歩で止まらなければならないため、足に大きなストレスがかかります。

逆にディフェンスでは、ハーキーステップにて衝撃を分散させることができます。

 

このストップ動作で怪我をしないポイントは、止まる動作に入る時に重心を低くすることです。

重心を低くする方法は、膝と股関節をしっかりと曲げることです。

足をしっかりと曲げることにより、膝の関節への負担は軽くなります。(ただし筋肉への負担は増えるので、しっかりとした筋力が必要です。)

重心を低くすることで安定して、しっかりと止まることができます。

カッティング動作

カティング動作は進行方向と逆方向に急激に方向転換をします。

なので、強い上半身の機能と足の筋力が必要になります。

 

上半身・下半身共に筋力が弱い場合は、上半身の傾きや足の位置関係が悪くなります。

その結果、怪我をしやすい環境が整ってしまいます。

 

とは言っても、相手の速さについていかなければならないですよね。

出来る限り安全に相手についていくポイントを解説します。

 

1つは、両脚の幅を肩幅よりも狭くしないことです。

足を広げておくことで反応が遅れないし、膝が内側に入りづらいので怪我をしにくいです。

 

もう一つは、親指の付け根(母趾球といいます)に重心を乗せておくことです。

この重心の位置では、ももの前の筋肉(大腿四頭筋といいます)とももの裏の筋肉(ハムストリングスといいます)が同時に働きます。

同時に働くことによって膝が安定しやすくなるため、怪我をしにくくなります。

 

ジャンプ動作

ジャンプ動作は、主に着地で怪我をすることが多いです。

空中での姿勢を保持することができずに、着地で悪い姿勢になり怪我をするパターンです。

怪我を防ぐコツを箇条書きにします。

・足を広げて着地する。(膝が内側に入らないように)
・片足着地しない(片足では膝が曲げづらい)
・上半身を前傾する(後方重心にならない)
・スクリーンアウトをしっかりと行う

 

それぞれについて解説します。

足を広げて着地する。(膝が内側に入らないように)

結局のところ、怪我をする時は膝が内側に入っていることが多いです。

膝が内側に入っている状態では、膝の靭帯を切る可能性が高くなります。

 

ジャンプ中にある程度足を広げて着地に備える必要があります。

そのためには体幹のインナーマッスルがしっかり使える必要があります。

 

片足着地しない(片足では膝が曲げづらい)

着地やストップ動作で、膝がしっかりと曲げられる動作だと、足が構造的に安定します。

片足着地では、そもそも着地の衝撃を受けることで精一杯で、しっかりと膝を曲げた状態の着地動作になりません。

その結果、足を柔らかくバネのように使うことが難しくなり、中途半端な膝の曲がりになり怪我につながります。

 

上半身を前傾する(後方重心にならない)

後方重心にいいことはあまりありません。

後方重心になると、膝に剪断力(骨がずれるストレス)がかかり、怪我をしやすくなります。

膝の前が痛くなる「ジャンパー膝」の選手も後方重心になっていることが多いです。

 

スクリーンアウトをしっかりと行う

ゴール下で争うことが多く、その結果ケガにつながることが多くあります。

なので、スクリーンアウトをしっかりと行いそもそもゴール下で競り合う前の時点で、有利なポジションを確保しておくことも大事な要素です。

 

ゴール下の着地では、相手の足を踏んでしまって捻挫をすることもあります。

この場合は、自分の体をいくら強くしていても防げない怪我になってしまいます。

この捻挫を予防するためには、テーピングやサポーターが有効になってきます。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回はバスケでの怪我の特徴やタイミングについてまとめてみました。

試合では怪我の確率が上がるため、日頃から1プレイずつ丁寧に怪我をしないようなプレイを心がける必要があります。

また、基礎的な筋力・体力がなければ絶対に怪我をしますので、基礎体力も大事になってきます。

体幹や足の筋トレがメインになりますが、それはまた別の記事でまとめたいと思います。

足首の捻挫は、自分では防ぎようがないこともあるのでサポーターなどの使用も視野に入れてもいいかもしれません。

というわけで今回はこれで終わりにします。