イライラが溜まっている方に向けてお送りします。
最初に本記事の結論です。
価値観は人それぞれ違うことを理解して、違いを認めることが大切です。
それでは深ぼりしていきましょう
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人はそれぞれ違う価値観を持っている。
人はみんな生きてきた環境も違うし、大事にしている物も違います。
よくある価値観の違いはこんなところでしょうか。
・家族よりも仕事が優先
・仕事よりも家族を優先
では、正解はどちらでしょうか。
答えはありません。
その人自身が大事だと思れば、それが正解になります。
仕事を第一に考える人と、家族を第1に考える人が一緒に働いたらどうなるでしょうか。
仕事を大事に考える人は、残業をしても何も思わないと思います。むしろ残業して当たり前と思うかもしれません。
家族を大事に考える方は、必ず定時で帰るかもしれません。残業する人の気持ちが理解できないでしょう。
相手の価値観が間違っているという考え方がそもそも間違い。
ここで双方の考え方の違いが生まれます。
残業することが良いと思っている方。定時に帰ることが良いと思っている方。
どちらも間違いではない考えかたです。
しかし、双方にとって相手の考え方は理解ができない、受け入れることができない考え方かもしれません。
この考え方を持っていても、言葉にして相手に伝えたり、強要しなければ衝突は生まれません。
双方の価値観をぶつけ合うとケンカになりそうなのは、みなさん想像できると思います。
「〇〇すべき」は本当か、考えてみましょう。
基本的に自分の価値観は【〇〇すべき】という言葉で置き換えることができます。
「仕事は残業すべき」とか、「家族を大事にすべき」などです。
あなたの価値観は【絶対に】間違いのない正しい価値観ですか?
この問いに完全にYesと答えられる方は、まずいないと思います。
ということは、自分の価値観が他者から受け入れられないこともあるという可能性も知らなければなりません。
お互いに歩み寄る姿勢が大切なのではないでしょうか。
変えられるのは自分だけ
自分も以前はイライラすることが、かなり多くありました。
しかし、考え方を変えることによって、ものすごく楽になりました。
本を読んで変わったのですが、自分にできる範囲のことをすれば良いということに気づいたからです。
お勧め書籍のリンクを貼っておきます。ご参考までに。
特に最初の章の、影響の輪と関心の輪についての話は、かなり勉強になりました。
今でも私の考えのベースになっています。
また、後半に出てくる「まずは理解に徹する」という部分もかなり日常生活や業務に多いても使える考えかたでした。
少し大げさかもしれませんが、私はこの本に出会ってから人生が変わりました。
怒りは自分で生み出している
とある出来事でもその出来事の受け取り方はみんな違います。
怒る人もいれば怒らない人もいるでしょう。
あおり運転を例に考えてみます。
【あおり運転】
・横入りされてもあおり運転に発展しないくらいの出来事と捉える
・到底許せない行為と捉えてあおり運転に発展
つまり、外部からの刺激(今回は運転中の横入り)が怒りに直結するわけではなく、怒りは自分で生み出している(横入りは危ないからするべきでは無いという価値観)と言えます。
怒りにもタイプがあります。
自分がどのタイプに当てはまるのかを分析すると対策が立てやすいと思いますのでタイプ別に整理していきます。
怒りのタイプ
白黒つけたがる人
何かの出来事を白か黒の二択でしか考えられない人です。
白と黒しか選択肢がないため、それ以外の選択肢を考えることができず、些細なことでも怒りが生じてしまうタイプです。
このようなタイプの方は、白か黒かの二択以外の選択肢があることを知る必要があります。グレーの選択肢でも良いことがあることを知ると良いと思います。
常に愚痴をこぼしている人
不満や愚痴が止まらない人です。
常に何かに対して愚痴や不満をこぼしているので、このようなタイプがいる場所は周りの人の気分も下がってしまいます。
基本的に誰かのせいで自分が大変、みたいに考えているのだと思います。
このようなタイプの方は、本当に大事なことはなんなのか、本質的な考えをすることが必要になると思います。
また、誰かのせいでと考えるのではなく、自分の力で何かできる部分は何かを考える癖をつけると良いと思います。
根にもつタイプ
やたらと長い間怒りが残っているタイプです。
今回怒りが生じた出来事だけでなく、過去の出来事まで紐付けされて怒りが生じることもあるタイプです。
このようなタイプの人は、気分をリフレッシュできる機会を作ることが大切です。
怒りが生じたことを考えなくても良いように環境を変えてみることをお勧めします。
攻撃的な人
威しや暴力、虐待、ハラスメントなどが該当します。
とても危険な人物になります。
傷つくことをわかっていながら嫌味を言う人もこの分類に該当します。
また、この攻撃性が自分に向けられても危険です。
自分を自分で責め立てるので、うつ病になったりします。
もしこのような人が上司にいるとしたら、その職場からは一刻も早く逃げた方が良いと思います。
もし自分がこのようなタイプの人間であれば、言葉にできないから攻撃をして自分を守ろうとしている状態と考えることができます。
なので、なるべく言葉にして相手に伝えてみることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
子供に対しても、仕事の取引先においても、家族に対してでさえも、いらいらすることはあると思います。
しかし、物事に対する考え方に正解はなく、みんな違った考えかたをしています。
みんな違って良いのです。
それぞれの価値観の違いを楽しめるくらいの余裕があるといいですね。
気持ち的にも余裕がないと、幅広い考え方ができないので、日頃から気持ちに余裕が持てるように生活に対する不安材料を減らしておくことも必要かと思います。
それでは今回はこのあたりで終わりにします。
田辺有理子:怒りという感情を学ぶ 2020