スポーツ

バスケで起こりやすい足の怪我【10選】

最近体力落ちてるし、バスケ始めると色々なところが痛くなるな〜。

これってよくあることなの?

他のバスケやっているみんなは、痛くなったりするのかな?

病院でよく見る怪我をまとめてみました。

 

本記事の内容

・半月板損傷

・ACL損傷

・MCL損傷

・PCL損傷

・鵞足炎

・ジャンパー膝

・足関節靭帯損傷

・有痛性外脛骨

・足底腱膜炎

・アキレス腱炎

今回は量が多いので、それぞれについて軽く解説していきます。

・半月板損傷

半月板損傷については、過去に詳しく記事にしていますので、そちらを参考にしてください。

【膝関節が痛い!伸びない!それって半月板かも?】

ちなみに、バスケでの半月板損傷は着地動作時に発生しやすいのが特徴です。

膝が曲っている状態で、ねじれるストレスがかかり、半月板の真ん中~後ろが損傷することが多いです。

・ACL損傷(前十字靭帯損傷)

膝の靭帯の損傷です。

膝下の骨が前方に移動しないように止めている靭帯をACL(前十字靭帯)と言います。

膝が内側に入った状態で、着地や切り返し動作になったりすると損傷することがあります。

怪我の仕方によっては、半月板の損傷も合併することがあります。

断裂した場合は、手術が必要になります。

復帰するまでには約6ヶ月くらいかかります。

大会前に怪我をすると、ほぼ絶望的です。

だいぶ筋力も落ちるため、リハビリを頑張らないときついです。サッカー選手などが手術後半年で復帰なんていうニュースがありますが、相当な努力をされているのだと思います。

・MCL損傷(内側側幅靭帯損傷)


膝の内側を支えている靭帯の損傷です。

膝を伸ばすとこの靭帯も伸びるので、損傷すると膝を膝を伸ばす時に痛みが出ます。

膝を伸ばすことが、しばらく難しくなります。

仕事をしていて肌感覚で思うのが、ACL損傷と比べて、断裂してしまう人は少ない印象です。部分的な損傷で済む方が多いようです。

・PCL損傷(後十字靭帯損傷)


PCL(後十字靭帯)は、膝下の骨が後方に移動することを防いでいる靭帯です。転んだ時に膝を強打し、膝下の骨が後方へ移動するようなストレスがかかると損傷します。

ACL(前十字靭帯)と比べて、ある程度緩くても手術をしないこともあります。膝を伸ばす筋肉を鍛えて、なんとかやり過ごす人も多いようです。

・鵞足炎

膝のすぐ下の内側に「鵞足」という筋肉がくっつく場所があります。ここに負担がかかることによって、筋肉の付着部が炎症を起こすことを鵞足炎といいます。

膝が内側に入るような着地動作や、カッティング動作を多く行なっていると、鵞足に伸ばされるようなストレスがかかります。このストレスが原因で、炎症が起こります。

膝の痛みですが、股関節の筋力や扁平足、腹筋の筋力の左右差などが問題となることがあります。

・ジャンパー膝


膝下の膝蓋靭帯の付着部が痛くなる現象を、ジャンパー膝と呼びます。

もも前の筋肉が骨盤からももの前を走行し、膝のお皿を介して膝下の前にくっつきます。もも前の筋肉に負担がかかる動作を多くしてしまうと、膝下が痛くなります。

特に後方重心でプレイをする人や、腹筋や背筋が弱く、空中でバランスを崩しやすい人は注意が必要です。

・足関節靭帯損傷

いわゆる捻挫です。

足首には外くるぶしの下と内くるぶしの下にそれぞれ靭帯があります。足首が内側に向く捻挫が圧倒的に多いです。足首が外側に向く捻挫は少ないです。理由は、内側の靭帯の方が強く、足首の構造的にも足首が外を向く時は安定しているので、足首が外側に向く捻挫は少ないです。

捻挫にも程度があります。ちょっと靭帯を損傷した程度の人もいますし、最悪は外くるぶしが靭帯に引っ張られることによって骨折します。

ひどい場合は手術になることもあるため、注意が必要です。

・有痛性外脛骨

全ての人にあるわけではないですが、2割程度の人に外脛骨という骨が見られます。

この骨に後脛骨筋という筋肉がくっつきます。

扁平足の人は後脛骨筋に負担がかかります。なので、その負担が原因で付着部の外脛骨に炎症が起こります。インソールを工夫することによって扁平足を改善し、後脛骨筋に対しての負担を軽減することによって、症状の軽減を期待出来ると思います。

・足底腱膜炎

足の裏の痛みです。

足の裏に足底腱膜というスジがあります。

土踏まずを構成しているものの一つで、扁平足になると伸ばされるストレスがかかります。

それが原因で炎症が起きると、足底腱膜炎になります。

膝が内側に入るような動作を行うことによっても足底腱膜に負担がかかり、痛みに繋がる場合があります。

・アキレス腱炎

アキレス腱の痛みです。腱鞘炎みたいなイメージを持っていただくを分かりやすいと思います。

アキレス腱自体は痛みを感じませんが、アキレス腱周りの脂肪体や、パラテノンというアキレス腱を包んでいる膜のような組織に炎症が起きる場合があります。

これも膝の位置関係により痛みが生じることがあります。膝が内側に入る動作が多ければアキレス腱の内側。膝が外を向く動作が多ければアキレス腱の外側が痛くなることがあります。

まとめ

いかがでしたか?

バスケで生じやすい足の怪我についてまとめてみました。

量が多かったので、各怪我に対しては軽く説明する程度でしたが、ある程度のイメージを掴むことはできたかと思います。

バスケをしていて足が痛くなるようでしたら、本記事を参考にしていただけると幸いです。

それでは今回はこの辺で。